寿司馬鹿一代

新世紀寿司ゲリオン

おいしい顔。寿司

昨日の続きです。 寿司を食べ、かき氷を食べ。写真を買い、コンサートグッズを買い。 後は、特急列車で帰るだけです。 帰宅時間は20時を超えますので、晩ご飯を買って列車内で食べようと思っていました。 かき氷の店を出て、天神駅へ歩く道中。風が吹くと肌寒いな。そんなことを思いつつ、方向音痴ながらも駅の方向へ早歩きで進みます。 駅にたどり着いた頃でしょうか。胃に違和感を感じました。それでもあまり気にせず地下鉄に乗り、博多を目指します。 すると、どんどん違和感が大きくなってきて、博多駅を降りた後は痛みを無視できないレベルに達しました。 これは・・・もしかして・・・ダメなんじゃ・・・。 特急券は既に買っていましたが、指定席券を買っていなかったので、みどりの窓口へ。すると、指定席は満席。グリーン席も満席。（乗りませんが） なめてました・・・。こんなに乗車率が高いのか、休日のソニック・・・。 ダメもとでみどりの窓口で話を聞くと、指定席は完売なので、早いめに並んで自由席に乗るしかないとのこと。 自由席って、座れるんだろうか？早いめってどのぐらいだろうか？ああ、胃が・・・。 特急列車内で食べる夕食ですが、サンドイッチを考えていたんです。博多駅の近くには、たまごサンド専門店があるとか。それから、コッペパン専門店もあるんですよね。どちらかで、おいしそうなパンが買えたらな、と思っていたのですが。 強烈な吐き気に襲われ、動くに動けなくなりました。 助けを求められないだろうか？見渡すと、近くにインフォメーションセンターがあるではないですか。たいして進まない牛歩のような歩みで近づき、声をかけました。 「気分が悪いんですが、お手洗いはどこにありますか？」 一番近いトイレは混雑しているから、我慢できるなら地下へ行った方がいい、とのこと。実はこの時、助けを求めたかったんです。 そこまで連れて行ってもらえませんか？と。 気分が悪すぎて、全然歩けなかったんです。でも、それは頼り過ぎだろうと自分に言い聞かせて、牛歩でその場を離れました。 そのまま地下へ行く気にはなれず、一番近いトイレへ行ってみましたが、言われた通り長蛇の列です。地下まで行って並んでいないという保証があるだろうか？それに、そこまで行く気力がありません。 とにかく特急列車に乗らないことには帰れません。ここにいても、列車に乗っても、気分が悪いことに変わりはないでしょう。ならば乗ろう。 そう思いましたが、最後の力を振り絞り、一番近い土産コーナーで家族への土産を買いました。もう意地です。前日、あんなに弱っていたくせに遠出して、自分の好きなことだけして、また体調崩して帰って来るだけでもあきれるでしょうに、土産も無いのかと思われるのは嫌です。（家族は多分そんなことは思わないでしょうが）（私の気がおさまらないだけです） その足で何か晩ごはんになるものを買った方がいいのか？とも思いました。しばらくして体調がよくなった時、お腹が空くかもしれないと、この期に及んでまだそんなことを考えるとは、なんといやしいことでしょうか。 店を出て数歩行ったところで悟りました。もう、無理だ。もしこれがRPGだとして、私のHPの上限が100だとすれば、今は3ぐらい。何かがかすっただけでもゲームオーバーになりかねません。 改札へ行こう。そして、ソニックの自由席が何号車か聞こう。もう、並ぼう。 ホームへ行き、自由席に並ぼうにも、もう既にたくさんの人が並んでいました。絶望です。この体調不良を、揺れる列車内に立って数時間我慢できるのか？無理でしょ。 乗ろう。列車が来たら取り敢えず乗ろう。座れないとわかったら次の列車（1時間後）が来るまで待とう。 ああ、水でも買っておけばよかったな。ソニックは車内販売がないのに。自販機はあるけど、自由席じゃ買いに行けないじゃないか。 そんなことを考えながらも、ホームへやってきた列車に乗り込みました。 博多発なんですね。あんなに並んでいたのに座ることができました。 良かった、座れた。 そんな安心は束の間です。しばらくすると胃の苦しさはピークに達します。 下車した方がいいんじゃないか。そうしたら帰れないじゃないか。これは、本当に無理かも。 自分に言い聞かせます。 吐き気がするのは気のせいだ。さっき食べたのはかき氷だ。吐いたって何も出るもんか。 胃の痛みを「気のせい」で片づけ、ひたすら耐えました。 ひたすら耐えたおかげで（？）、下車駅に着く頃には胃の痛みは軽減しました。 家に着き。家族に土産を手渡し、自室へ。そのままベッドにひっくり返って過ごしました。おかげで元気を取り戻しましたが。 あの胃痛。冷えたんですよね、きっと。あれだけの量のかき氷を、休むことなく胃におさめたんですものね。病名を付けるなら、急性胃腸炎でしょうか。 教訓として。もし、かき氷の早食い対決をするような機会があるなら、止めた方がいいと思います。身体に悪いですよ。（誰もしません）